意外と知らない!!サッカー国際移籍のIT化

『プロサッカー選手』という職業において他国でプレーできる(仕事できる)いう事は魅力的な選択肢の一つだ。

昨今では多くの日本人選手が他国リーグへの移籍を果たし、活躍する姿は日本人として誇らしい限りだ。

そこで、今回は、サッカー選手が他国に移籍する際に用いられているシステムについて詳しく紹介する。

 

FIFA(国際サッカー連盟)は、国際移籍において、移籍先と移籍元の両クラブがオンラインで情報共有し、選手登録を管理するシステム『Transfer Matching SystemTMS』を2010年から導入した。

代理人と契約している、いないに関わらず、すでにプロ選手であるあらずに関わらず、選手の皆さんには是非知識としてその仕組みだけでも身に付けていただきたい内容です。ぜひ、じっくりご覧頂いて、今後のサッカーキャリアの為の参考にしていただきたい。

 

 

他国リーグ移籍の手続き方法とは?


今やヨーロッパに限らず、その他の地域に移籍する日本人選手が数多くいる。

そのため、代理人達も各国クラブの状況把握するのに当然奔走しなくてはならない。

それでは、ここで他国リーグへ移籍する際にどのように手続きが進められるのか?

結論からお話すると、国内クラブから他国クラブで実際にプレーする為の登録手続きは、現在FIFAに定められたTMSTransfer Matching System)によりクラブ毎に与えられたアカウント内で管理されている。

 

 

このシステムを利用して、国から国、クラブからクラブへと選手登録を下記のように移管している。

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①移籍元国内クラブが申請→日本サッカー協会が申請→他国サッカー協会が申請→他国移籍先クラブが確認(→②へ)

②他国移籍先クラブが承諾→他国サッカー協会が承諾→日本サッカー協会が承諾→移籍元国内クラブが承諾(→③へ)

③TMSのシステム上にてFIFAより『国際移籍証明書(ITC)』発行(→④へ)

ついに、他国移籍先クラブで選手登録完了次第、プレーが可能に。

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少し前のデータになるがFIFAは『FIFA.com』上で、2014年に発生した国際移籍で総額40億6000万アメリカドルが動いたと発表した。また、2014年は1万3090件もの国際移籍が締結された。この年、年間総額が40億アメリカドルを超えたのは史上初の事となった。比較としてこの前年2013年の国際移籍は1万2718件で、総額は39億8000万アメリカドル。そのため、2014年は件数が2.9パーセント、総額が2.1パーセント増加している。

また、最も移籍件数が多かったのはブラジルで、同国内において発生した移籍は全部で646件。ブラジルから国外へ出る移籍は689件を記録した。そして、クラブ間の移籍金も発表されており、クラブが支払った移籍金の総額が最も多かったのはイングランドで、総額11億7000万アメリカドル。一方でスペインが、総額6億6700万アメリカドルで、クラブが受け取った移籍金総額が最も多い国であった。

参考サイト : http://www.fifa.com/governance/news/y=2014/m=1/news=transfer-trends-revealed-fifa-tms-annual-report-2266864.html(FIFA.COMより)

 

他国リーグ移籍の経験がない選手にとって、TMS自体聞きなれないシステムだったかもしれないが、選手の移籍および選手登録も今やこのようにしてIT化されていることだけは知っておいていただきたい。

なぜなら、他国リーグ移籍では、実際に試合でプレーをする前までの手続きが先ずは重要だからだ。

 

 


2018年11月13日(火曜日)


11月.13.2018(火曜日)